2007年、フラワーズ最初の試合は強風の吹き荒れる寒さの中プレーする最悪のコンディションとなった。フラワーズは初回からピンチを迎える。先発は大根光がマウンドに登り簡単に二死を取ったが、その後内野陣のミスが続き二死満塁のピンチを背負ってしまったが、何とか後続を断ちピンチを切り抜けた。その裏フラワーズにもチャンスが訪れる。先頭の力田祐が四球を選び出塁すると、盗塁・二番浅田の内野安打でチャンスを広げ、三番長嶋の犠牲フライの間に先制点を挙げた、その後相手ミスの間に更に1点を追加。２点の先制点を挙げ主導権を握り試合を優位に進めることに成功した。
先発の大根光は3回には不運なヒットが続き1点を許してしまうが、コンディションの悪い中、制球も安定し大崩れすることなく最少失点で切り抜ける。そしてフラワーズは3回にも長嶋のタイムリーなどで2点を追加。
4回からは大根洋がマウンドに上がった。四球などで一死二・三塁のピンチを背負ってしまったが、バッテリーがエンドランをうまく外し失敗を誘うと大根洋も立ち直り後続を断った。最終回の5回にも簡単に二死を取ったあと三番に安打・四，五番には連続四球と一打逆転のピンチ迎えてしまうが、ここで村上に投手を変え何とか後続をかわし、危ういながらも今季初勝利を挙げた。
なかなかこのような悪いコンディションの中試合をすることは少ないが、強い風の中の試合というのは稀にあることだからいい経験になったのではないかと思う。そして、不発だった打線も今後よくなっていくことを期待したい。